低リスクな不動産投資法? 「ヤドカリ投資」の仕組みと方法について

不動産投資

1.不動産ヤドカリ投資とは

ヤドカリ投資とは、自宅を住み替えつつ収益を得る不動産投資方法です。

主に、

・不動産の価値が上がったタイミングを見張らって、自分の家を住み替えることで、売却益を狙う。

・自宅を貸し出して収益を得る

の二つがあります。

1-1. 自宅を売却して収益を得る

①住宅ローンで自宅を購入(居住する)

②価格が上昇したら売却

③新しい自宅を住宅ローンで購入する。

上記を繰り返す。古い物件を自分が住みながらゆっくりリフォームして価値を高めたり、土地価格の上昇が見込める場所で購入するなど手法は様々です。

1-2. 自宅を賃貸に出して収益を得る

①住宅ローンで自宅を購入(居住する)

②ローンを完済する

③新しい自宅を住宅ローンで購入する。

④最初の家を賃貸に出す。

住宅ローン返済中の物件を賃貸に出すことはできないので、完済する必要があります。ですので、不動産投資でのヤドカリ投資は売却を前提としたものをさすことが多いです。

2.ヤドカリ投資のメリット

・住宅ローンを使える

住宅ローンを使えることで、不動産投資ローンよりも低い金利でローンを利用でき、少ない頭金で始められます。また、住宅ローン減税を受けることもできます。

・ローンが組みやすい

住宅ローンは投資ローンと違い、一般の人向けの融資です。属性の影響もありますが、不動産投資用のローンよりもはるかに低いハードルで融資が通ります。

・空室リスクがない

自分が住むことで不動産のリスクの一つである空室リスクを気にする必要はありません。

3.ヤドカリ投資の注意点

3-1 好きな家に住めるわけではない

ヤドカリ投資は好きな家に住んで気が付いたら利益が出ているものではありません。 初めから投資に適した家を自宅として購入し、住宅ローンの恩恵を受けながら利益を上げる機会をうかがう投資法です。 ですので、住む家がそもそも投資に適した家でないと意味がありません。

3-2 拡大が非常に遅い

住宅ローンを使う特性上、一度に一軒づつしか拡大できません。また、短期間での売却は税金がかかるのと銀行からの心象も良くないので、短期間に次々と、というわけにはいきません。

3-3 経費計上ができない

不動産投資物件ではリフォーム代は経費ですが、自宅では経費になりません。 多額のリフォームを要する物件の場合は住宅ローン控除などの恩恵があっても経費計上できないことが大きなデメリットになる可能性があります。

4 まとめ

ヤドカリ投資はメリット・デメリットがあって万人におすすめできる投資ではありません。

でも私のような低属性でも不動産投資を始めることができたきっかけでもあります。不動産投資ローンでは融資で門前払いされた私でも住宅ローンなら組むことができました。もともとの家賃よりかなり安い月々の返済と住宅ローン控除のおかげで、投資用物件用のお金をためることができたのは事実です。まだ、私のヤドカリ投資が成功だったかは自宅を売るまでわかりませんが、この一歩が踏み出せたから次の物件を購入でき、今、不動産投資家としての道を歩けていると思っています。

不動産投資のリスクが怖くて手が出しにくい方・年収が低くて融資が通らない方、そんな方はヤドカリ投資で「自宅を自分に貸す不動産投資」いかがですか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました